https://www.chunichi.co.jp/article/527405
コロナ死亡者数の定義見直し要請 愛知知事が国に
2022年8月16日 05時05分 (8月17日 09時20分更新)
 愛知県の大村秀章知事は十五日、新型コロナウイルス感染症の重症者数や死亡者数の定義、公表方法などを見直すよう国に要請した。
現行では、ほかの疾患が主な死因でも新型コロナに感染していれば、重症者や死者数に計上している。
 県によると「第七波」で、新型コロナが原因で死亡した人はいない。
重症者は他の病気が原因で重篤な状態となっている人がほとんど。
県は重症化の例が比較的少ないオミクロン株の特性を踏まえ、
国に対し「他の疾患が主要な原因の場合を除外、または別区分とするなど定義・公表方法を変更すること」と求めた。
 このほか、感染者の全数把握や濃厚接触者の行動制限要請に代わる仕組みの早期導入も要望。
医療機関や保健所を重症者対応に集中させ、感染症対策と社会・経済活動の両立を図る必要がある、としている。

https://www.chunichi.co.jp/article/528030
「コロナ肺炎」単独の死因はゼロ 愛知県内、第7波で
2022年8月17日 05時05分 (8月17日 09時05分更新)
 新型コロナウイルス感染の流行「第七波」で十五日までに公表された愛知県内の「コロナ死者」について、死因で第四波や第五波などでは顕著だった「コロナ肺炎」単独のケースは確認されていないことが、県への取材で分かった。
 六月二十日以降とする第七波での死者数は、十五日時点で二百三十五人。
高齢だったり、持病がもともとあったりする感染者の多くが、老衰や持病の悪化などで命を落としているとみられる。
 県担当者によると、死因が複数ある場合や特定が難しいケースもあるという。
 現行では、感染者が死亡した場合、県は死因に関係なく「コロナ死者」として計上している。
県は、国に対し、重症者や死亡者数の把握や公表などについて、定義や公表方法などを見直すように求めている。