まるで人間のアーティストが描いたような画像を生成するAIが「アーティストの権利を侵害している」と批判される

Stable Diffusionは間もなく一般公開も予定されていますが、人間のアーティストからは
「アーティストの権利を侵害している」といった批判が寄せられています。

映画「名探偵ピカチュウ」のクリーチャーデザインにも携わったコンセプトアーティストのRJ Palmer氏は、
「新しいAI画像ジェネレーターは、100%人間が作ったように見えるアートを作成できるようです。
アーティストとして、私は非常に心配しています」と述べ、Stable Diffusionがアーティストの
権利を侵害していると批判しました。

Palmer氏が問題視しているのは、Stable Diffusionが「明らかに現在活動中のアーティストで訓練されている」という点です。
実際にPalmer氏が例示したStable Diffusion製の画像を見ると、右下に四角い枠と崩れた文字のようなものが確認できます。
これは訓練した画像に含まれていた「アーティストのロゴ」をAIが再構成しようとした痕跡だとのこと。

「このAIは私たちの仕事を欲しがっており、積極的な反アーティストです」
「これはStable Diffusionと呼ばれていますが、アーティストを保護する手段は整っていないようです。
これはひどい」と述べています。
https://gigazine.net/news/20220815-stable-diffusion-controversy-ai-infringes-artists/