ところが同法の成立前後より、AV出演者から予定されていた撮影の中止や延期になったといった声が続出することに。その原因としては、AVメーカーが急に決まった新法に沿った新たな契約書づくりなどの対応に追われる状況となったことも挙げられているが、いっぽうで先述の“熟慮期間”の設定も、現場に多大な影響を与えているという。

人気AV女優の天使もえさんによると、昨今はコロナの影響で撮影直前に出演が急にキャンセルになるケースも多いようだが、以前なら別の出演者に急遽変更すれば何とかなったものの、AV新法によって契約書の作成とその後1か月間の“熟慮期間”を経る必要が。そのため、止む無く撮影を中止にせざる得ない事態が続出しているというのだ。