いろいろな粒子があるが、重さを持っているものが多い。

それらの粒子がもともと重さを持っているとして理論を作っていくと、
弱い相互作用という現象の説明で理論破綻してしまう。

そこでヒッグズという人が、
「実は、どの粒子も重さがゼロなのだが
粒子にまとわりつく”ぬかるみ”みたいな役目をしている粒子がウヨウヨいて、
そいつのせいで、まとわりつかれた粒子はゆっくりとしか動くことができず
これが重さとして見えている」
という理論を作り出し、実際に計算してみると、これで理論破綻は免れて
問題のない理論ができあがった

この”ぬかるみ粒子”をヒッグズ粒子という。ぬかるみがまとわりつくことを
「ヒッグズ機構」という。
理論的にはこの方法しかないと思われていたので、ヒッグズ機構が入ったものが
「標準理論」として確立された

ヒッグズ粒子は重い粒子でスカラー粒子なので検出が難しく、