On the Kherson front lines, little sign of a Ukrainian offensive

https://www.stripes.com/theaters/europe/2022-08-12/kherson-front-lines-little-sign-ukrainian-offensive-6961485.html

ケルソンの前線では、ウクライナの攻勢の兆候はほとんど見られない。

ウクライナ・ミコライフ地方 - ウクライナ南東部の前線では、大規模な反攻が始まる兆候はほとんどない。

欧米の情報機関や軍事アナリストは数週間前から、ウクライナの戦略的港湾都市ケルソンと周辺地域の奪還作戦が間近に迫っていると予想してきた。
しかし、ロシアの陣地から1キロも離れていない塹壕の中で、ウクライナ兵はエスカレートする砲撃から身を守り、
前進する力はほとんどないままである。

ウクライナ軍第63機械化旅団の45歳の兵士ユーリは、
「左側にも右側にも、頭の上にもある」と、この1週間で激しさを増した砲撃について語った。
夜にはロシア軍が偵察に出かけ、微妙な位置にある農地を探っている。「より緊迫した状況です」と彼は言った。

ケルソンの奪還は、ウクライナにおけるロシアのプーチン大統領の野心に壊滅的な打撃を与えるだろう。
この地域はクリミアに淡水を供給するのに重要であり、2014年の半島の不法な併合以来、ロシアが何十億ルーブルも費やしてきた問題である。
また、将来的にロシア軍が黒海の宝石と呼ばれるオデッサに向けて南下する際の重要な足がかりとなる。

(中略)

「隠れる場所がないんだ」。
彼の部隊は、最新の対戦車兵器と1944年製造のソ連製機関銃というごった煮のような装備で、ここでは戦線を維持することに重点を置いている。

ウクライナ軍当局は、より大規模な攻撃開始の時期について口を閉ざしているが、その前に西側諸国の兵器の供給がもっと必要だと言う。
ある治安当局者は、ウクライナは1,200マイルに及ぶ前線のどこでも本格的な攻撃を開始する能力がないことを認めている。

「正直言って、今のところウクライナには反撃のための十分な数の兵器システムがない」と、
ウクライナ政府の国防・情報アドバイザーは語ったが、記者会見を許可されていないため匿名を条件に語った。