を愛する“旅の匠”がおすすめする祭りとアートな富山旅

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富山湾を抱くように平野が広がり、三方を山に囲まれた富山県。風光明媚なこの土地は、夏になるともっと旅が楽しくなる祭りがたくさんある。

「7~9月の1ヵ月半ほど、毎週何かしら祭りが開催されています。観光をしつつ祭りも楽しむ、そんな旅ができるのが夏の富山です」とは、オンライン旅行代理店・ブッキングドットコム・ジャパンの芝原麻矢さん。仕事柄、さまざまな土地を巡る「旅の匠」だ。仕事で訪れたことをきっかけに、“富山県の美しさ”にどっぷりはまってしまったという芝原さんおすすめの過ごし方を聞いた。

美しいものに囲まれる富山市。ゆっくり、のんびり、時間を過ごす
 夏の富山県は夏祭りが熱い。富山湾を舞台にした海上花火大会、街が華やかに飾られる七夕まつりなどが県内各所で開催される。また、ユネスコ無形文化遺産に指定され、300年以上前から続く魚津市の「たてもん祭り」(8月第1金・土)など伝統的な祭りも残っている。芝原さんのおすすめは、300年続く「越中八尾 おわら盆の風」だ。三味線や胡弓、太鼓、唄に合わせて踊り歩く祭りで、「富山市八尾町で毎年9月1~3日にかけて行なわれている優美で儚げな夜祭です。笠で顔を隠した口元しか見えない女性がスローに踊る姿は幻想的で、血気盛んな元気が出るほかのお祭とはまた別モノです。一生に一度は見てほしい」と言い、夜のしっとりつややかな雰囲気に包まれるところもお気に入りだと言う。