40代を迎えたロスジェネ世代の危機
物価は上がる一方で給与はさして上がらない。
後者のデータを見ると、10人以上の事業所に勤める一般労働者の月収は,2010年では32.4万円だったが2019年では33.9万円と微増した。
しかし40代前半は36.8万円から36.5万円、40代後半は38.8万円から38.4万円へと減少した(厚労省『賃金構造基本統計』)。
この10年間で収入が減ったのは40代だけだ。学校卒業時が平成不況のどん底であったロスジェネが、この年代に達したためでもあるだろう。
長く非正規雇用に留め置かれ、十分なキャリアを積めていない人も多い。
最近の凶悪事件(ネットカフェ立てこもり、元首相銃撃事件)の犯人は皆40代だが、個別的な事情もさることながら、今の40代が置かれた社会的状況の影響も無視できない。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b1c9e051aa206c07a849cb1f5ef4f755123f91