萩生田氏が釈明したのと同じ18日、立憲民主党の旧統一教会被害対策本部会議に出席した有田氏は、一部メディアの取材に萩生田氏と教団の関係について

「30年間関わっている」

と明かしたのだ。有田氏によれば

「1991年に萩生田さんが八王子市議になった時から、(同氏は)教団と親しかった。30年間関わっていたと。(それで)信者たちが怒って言い始めているんです」

と暴露した。さらに自民党の山谷えり子元国家公安委員長、下村博文元文科相を名指しし

「(2人は)1番(旧統一教会と)関わりがあるわけで。萩生田さんはこの程度で逃げ出しちゃダメですよ」

と意味深に語った。

日に日に明らかになる萩生田氏と旧統一教会の重厚な関係。次の衆院選挙は3年後で自民党内では

「さすがにそれまでにはこの話題も消えているだろう」

と楽観ムードが漂っているが、萩生田氏当人は決してそうではない。

「実は萩生田さんは選挙にあまり自信がないんですよ。前回選挙は圧勝しましたが、各種団体の支持を取り付けた部分が大きい。本人もそれを知っているから、前回の衆院選で野党が新人の女性候補を擁立するというウワサが立った瞬間、方々に電話をかけ『誰だ!?』と大騒ぎしていた。

選挙までまだ3年あると言っても、直前にメディアが蒸し返せばマイナスに働く。前回の衆院選では甘利明幹事長(当時)が選挙区で敗れ、力を失った。萩生田さんは甘利さんの二の舞を恐れているんです」(永田町関係者)

次の選挙では頼みの旧統一教会からの支援も受けられないだろう。別の政界関係者は

「萩生田さんは“ポスト安倍”を狙っている一人。先日一部週刊誌が、安倍元首相の後継者にふさわしい人物は誰か?というアンケートを行い、萩生田さんが高市早苗さんや菅義偉さんを抑えて1位だった。本人は上機嫌だったようですが、永田町では自作自演説が流れ、失笑されていました」

と明かす。このままでは“ポスト安倍”どころか、首元がお寒くなりそうだ――。