防衛省の2023年度予算概算要求の全容が判明した。概算要求額は5兆5947億円。これに加えて、具体的な金額を示さない「事項要求」を多数盛り込むため、さらなる増額が確実視される。相手の射程圏外から攻撃する「スタンドオフ防衛能力」の強化やドローンなど無人化した装備品を充実させることなどを柱に位置付けた。複数の政府関係者が22日、明らかにした。

 概算要求で過去最大だった昨年度の5兆4898億円を上回る水準。事項要求分は年末の予算編成までに検討し、最終的な防衛予算が決定する。

 「反撃能力」の具体策として、長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」の整備を重点化した。

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