社民党の福島みずほ党首は10日の記者会見で、同日発足した第2次岸田改造内閣について、「統一教会との決別を言いながら、山際経済再生担当相や林外相、加藤厚労相などが統一教会との関係が指摘されている。萩生田自民党政調会長についても明らかになっている。統一教会との決別ではなくて『統一教会隠し内閣』だ。隠そうとしても、そうは問屋が卸さない」と厳しく批判した。

 また、福島党首は安倍元首相の「国葬」に関し、「今回の内閣改造が統一教会と関係のある人を閣内に入れないという意思表示であるならば、統一教会と最も関係の深いとみられる安倍元首相の国葬は最も不適切であり、あり得ないことだ」と述べ、「国葬」に反対する姿勢をあらためて強調した。

 さらに2015年の旧統一教会の名称変更問題に関し「文化庁は一転してなぜ変更申請を受け付けたのか。政治の力が働いたのではないか。当時の安倍首相と下村文科相がどう関与したのか、徹底検証を」と訴えた。

 次に福島党首は、日本がいまだに批准していない核兵器禁止条約に関し、「社民党は核禁条約に日本が一日も早く批准すべきだと訴え、核兵器廃絶の先頭に立つ。岸田首相は広島と長崎の平和祈念式典でのあいさつで核禁条約の言葉を一言も使わなかった。大変な問題だ」と、核禁条約に背を向ける岸田首相を批判した。

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