小4くらいの時に優しい担任の先生がいた
とても良い先生で問題とかは一切起きなかった
強いて問題を挙げるとするなら引きこもりが一人いた位だった
先生は、その子を放置することなく何度も来るように呼びかけてた
でも呼びかけに応じることなく三学期まで、引きこもりが来ることはなかった
ある日、先生が俺に封筒を渡してきた
先生曰く、引きこもりの家に届けて欲しいとの事
俺の家は引きこもりの家に近かったんだ
先生のことは好きだったし快く引き受けた
封筒を受け取り家に向かう途中に、ふと封筒の中身が気になった
見ては駄目だと思いながらも封筒を開けてしまった
中には宿題のプリントと保険便り、そして手紙が入ってた

手紙には

今日も○○くんが学校に来れるように手紙におまじないをかけたよ
という文章の下に
頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ
頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ
頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れば?
と書いてあった
引きこもりの子が学校に来なかったのは先生のせいなのではないかと時々今も考えてしまう