9月27日に東京・日本武道館で行われる予定の安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀)に、インドのナレンドラ・モディ首相が出席する方向で日印両政府が調整に入ったことがわかった。岸田首相とも会談する見通しだ。複数の両政府関係者が明らかにした。
 安倍氏は首相時代、台頭する中国への対抗を念頭にインドとの関係を強化し、日米豪印の4か国による枠組み「Quad」(クアッド)も主導した。モディ氏は今年5月、クアッド首脳会談に合わせて来日し、安倍氏とも会談していた。安倍氏の死去後には、ツイッターに「親愛なる友人が悲惨な死を遂げ、言葉にできないほどショックを受け、悲しい」と投稿した。モディ氏の来日に先立ち、両政府は9月8日にも外務・防衛閣僚会合(2プラス2)を東京都内で開催する方向だ。
 一方、日本政府は国葬の参列者として、6400人程度を招待する方向で調整に入った。戦後の首相経験者では、1967年に吉田茂氏の国葬が同じ日本武道館で行われており、その時と同規模となる。費用は全額国費で負担し、近く必要な経費を閣議決定する。

読売新聞

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