国に金融商品取引業の登録をせずに同僚警察官らに暗号資産への投資を募ったとして、神奈川県警が20歳代の警察官数人を金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで書類送検したことがわかった。容疑を認めているという。県警は、投資金額が計約600万円に上るとみている。

 捜査関係者によると、書類送検は23日付。警察官らは無登録で、「マイニングエクスプレス」と呼ばれる暗号資産の関連事業への投資を勧誘した疑い。知人から投資話を聞いた警察官1人が、警察学校の同期らを勧誘。誘われた警察官はさらに同僚を誘っていた。県警は、知人も同法違反の疑いで書類送検した。

 県警は警察官らを処分したが、悪質性は低いとして氏名や処分の内容を公表していない。県警監察官室は「処分の公表基準に満たないため、明らかにしない」としている。

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