指定暴力団「道仁会」トップ・小林哲治会長を逮捕~ホテルに身分隠して泊まった詐欺疑い


福岡県久留米市を拠点とする指定暴力団「道仁会」のトップ・小林哲治容疑者(66)ら3人が詐欺の疑いで逮捕された。逮捕容疑は去年、暴力団組員の宿泊を拒否している福岡県内のホテルに身分を隠して泊まったなどの疑い。警察は小林容疑者らが容疑を認めているかどうか捜査に支障をきたすとして明らかにしていない。

警察によると、小林容疑者はこのホテルを複数回利用していたとみられ、別の事件でホテルに立ち寄った捜査員が小林容疑者を見かけたことで事件が発覚したという。

小林容疑者は2013年、暴力団関係者であることを隠して沖縄県内のゴルフ場を利用したとして詐欺の罪に問われたものの、東京地裁が「意図的な身分隠しはなかった」として無罪判決を言い渡し、確定した。

福岡県に拠点を置く指定暴力団・道仁会は、久留米市を拠点とする暴力団。かつて大牟田市を拠点とする当時の九州誠道会と激しい抗争事件を繰り返し、2012年に全国初の「特定抗争団体」に指定された。特定抗争団体の指定は2年後に解除された。福岡県警によると、2021年時点での「道仁会」の構成員と準構成員などの数は320人。

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