認可保育所の元施設長、虐待の疑い 「汚い」と大声で怒号 八王子(朝日新聞デジタル)
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東京都八王子市大和田町4丁目の小規模認可保育所「キッズスペースドリーム大和田」で今年5月ごろ、当時の女性施設長(退職)が預かっている子どもを虐待した疑いがあることが24日、市や運営法人への取材でわかった。市は都に報告するという。

施設を運営するのは一般社団法人「どりーむ」(佐野浩代表理事)。佐野代表理事は5月24日、市保育幼稚園課に報告した。

法人側の代理人弁護士や市によると、施設長は5月ごろ、鼻水を出している子に対し、「汚い」「ティッシュでふけ」などと何度も大声を出したという。市によれば、施設長は普段から、複数の子を怒鳴りつけていたとの報告を法人側から受けたという。

施設は7月1日現在、職員9人で0~2歳の11人を預かる。地域型保育事業の認可を受け、昨年度は市などから計約4千万円の運営費が支払われている。

法人は9月に保護者会で事実を報告する予定だ。発覚から3カ月以上たつことに、弁護士は「問題事案であることは間違いない」としつつも、「事実関係の調査と施設長の人事の対応に時間がかかった」と説明した。「今後は理事らが定期的に施設を訪問するなどして、現場との連携を密にして再発防止に努めたい」としている。