美大学生は7割女性なのに教授は8割男性 芸術分野で著しい不均衡
美術家や映画監督らでつくる「表現の現場調査団」が24日、美術や映画、文芸など芸術分野の教育機関や賞の審査員・受賞者の男女比率を調査した
「ジェンダーバランス白書2022」を公表した。
東京芸大などの美大では学生の7割が女性である一方、教授は8割が男性、
美術館で開催される個展や購入作品数も8割を男性が占めるなど、
機会やキャリア形成において著しく不均衡である実態が浮かび上がった。
「審査員の男女比を同数にすることから始めてほしい」と呼びかけている。【高橋咲子】
調査団は表現者や研究者16人で構成し、2020年に結成。第1弾として21年に
「ハラスメント白書2021」を発表した。
今回は頻発するハラスメントの背景にあるジェンダーバランスについて調査。
大学・養成所などの教育機関や、過去10年間に開催された知名度のある賞やコンクールを対象に、
学生や教授、審査員や受賞者を集計、男女比を可視化した。
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