文化庁「ブルーレイレコーダーへ課金するか」パブリックコメント募集中 [256556981]
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突如浮上した「BDレコーダーへの課金」パブコメの猛烈な違和感…クリエイターに直接還元されない制度の意味は?
8月23日、文化庁は、「私的録音録画補償金制度」の新たな対象機器にBlu-rayディスクレコーダーを追加する著作権法施行令の改正政令案について、パブリック・コメントの募集を開始した。
従来、Blu-rayディスク(BD)レコーダーは、私的録音録画補償金制度の対象にはなってこなかった。だが今回はそれを改め、製品の販売価格に補償金を転嫁できるようにすることを目的としている。政令指定が行われた場合、BDレコーダーの販売価格は上がる可能性が高い。
だがこの話は、それ以上の大きな問題につながっている。これまでの経緯と、問題点を解説してみよう。
事実:「私的録画補償金」は過去10年、機能していない
まず「私的録音録画補償金制度」とはなにか、解説しておきたい。
この制度は著作権法で定められたもので、制度がスタートしたのは1999年7月にさかのぼる。デジタル技術による録画機(DVDレコーダーなど)の登場を発端とする。
デジタル技術による録画は、従来のアナログ技術による録画に比べ画質劣化が少なく、そこから作られたコピーの氾濫は権利侵害を生み出す……との論旨から導入された。DVDレコーダーや録画用ディスクの販売価格に補償金を転嫁し、メーカーを経由して補償金を集めることで、権利侵害への補填としたわけだ。
ただその後、デジタル放送のみの録画機については補償金の対象外とされ、家電メーカーからの支払いはなくなった。補償金を管理する「私的録画補償金管理協会(SARVH)」も、2015年に解散している。
制度瓦解のきっかけとなったのは、2009年11月から、SARVHと東芝(当時。現在AV機器関連事業はTVS REGZAに移管)の間で争われた訴訟だ。
放送のデジタル化に伴い、録画には「コピー制御」という考え方が導入された。いわゆる「コピーワンス」「ダビング10」といった技術の導入によって、デジタル放送を無限にコピーして配布するのは難しくなった。また、コピー制御技術などの「技術的保護手段」を回避して複製することは、私的利用であっても違法とされた。
「技術的な回避策があり、私的録画補償金制度の対象であるか明確ではない」ということから、東芝は補償金の支払いを拒否した。裁判は最高裁まで持ち込まれたものの、一審・知財高裁・最高裁ともにSARVH側の控訴は全て棄却され、2012年11月「デジタルチューナーのみの録画機は支払いの対象外」と確定した。
以来10年に渡り、私的録画補償金制度はほとんど機能していない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/859cc962a1e13282b9ea29c07ecd435dbe9f0d9a
合意なく進んだ「補償対象拡大」にJEITAも猛反発
ただその間も、文化庁の中で「私的録音録画補償金制度」の話は、引き続き議論されてきたのも事実だ。
2018年、主に音楽に関して行われた議論については、Business Insider Japanでも記事にしている。
一部権利団体関係者は「私的録音録画がゼロではない」という事実があるため、補償金制度の再活性化を目指してロビー活動をしてきた。その関係で、数年の間に「政令指定する機器の変更」に関する議論が続いてきたことは間違いない。
今回の政令指定変更の根拠について、文化庁は「関係府省庁で共同し私的目的の録音・録画に係る実態を把握するための調査」を挙げる。
政府側が示す妥当性は以下の文書で示されている。
「調査対象とした機器のうち、ブルーレイディスク(BD)レコーダー(HDD内蔵型)は、過去1年間で保存した記録容量のうちテレビ番組データ(=契約により権利者に対価が還元されていない動画)の占める割合の平均値が 52.2%で半分を超える水準であった。また、当該機器については、日常的によく使用する用途として「録画」を選んだ者の割合が約7割、過去1年間に録画をしたことがある者の割合が約9割であった」(文化庁がパブリックコメント募集に向けて公開した文書より抜粋)
ただ、これはかなり問題が多い解釈だ。
過去の合意の中で、私的録画そのものは禁じられていない。放送されたデータをハードディスク内に蓄積することは、他者への配布を目的としておらず、単なるタイムシフトである。それを権利侵害とするのは過去の判断と異なるものとなり、合理的とは言い難い。
また仮に、デジタル録画専用機器へと録画補償金を当てはめるとしても、すでにコピー制御や法的な規定がある状態でさらに消費者に負担をかけるのは「二重の負担」であり、額や転嫁手法への再検討が必要であるはずだ。
なにより、こうした検討はほとんど表沙汰にならずにここまできており、経緯が非常に不透明だ。「関係者合意の元に進める」という話であったはずだが、明確な合意形成の流れも見えない。
6月17日には、音楽に関する私的録音補償金を扱う一般社団法人・私的録音補償金管理協会(sarah)が、「私的録音録画補償金管理協会」と名称を変更していることもわかった。これはあまりに「制度変更ありき」ではないか。
家電メーカー側となるJEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)も、パブリックコメント募集が始まった6月23日、非常に強い内容の反対声明を公開している。記事の中で使った資料はJEITAの公開した文書から引用したものだが、主張する事実・内容に間違いはない。
「クリエイターに直接還元されない制度」に意味はあるのか
筆者は私的録画補償金制度の政令指定変更に反対する立場だ。
理由は、BDレコーダーの価格が上がるからでも、録画しづらくなるからでもない。
実際問題として「やっても個人にはほとんど影響が出ない」が、その上でさらに「アーティストへの還元にもならない」からだ。
以下の図は、内閣府知的財産推進事務局、総務省・文部科学省・経済産業省が共同で委託して行った実態調査報告書(担当はみずほ情報総研株式会社)=つまり、文化庁が政令指定変更の根拠として示した文書からの抜粋だ。
ご覧のように、調査内ではすでにレコーダーを「持っていない」とする人々の方が圧倒的に多い。家庭に1台、BDやDVDのレコーダーを持っている人がいるくらいだ。録画機の市場は地デジ以降、減り続けており、JEITAもBDレコーダー市場が10年間で「最盛期の4分の1に縮小した」としている。
だとするなら、仮に被害があったとしても過去より縮小しているのではないか。被害が増えていないのに制度を強化する意味はどこにあるのだろうか。
今回の場合、私的録画補償金として、いくらが製品に転嫁されることになるかはわからない。私的録音補償金の場合、カタログに表示された標準価格の65%相当額の2%(上限1000円)と定められている。DVDレコーダーの場合、東芝訴訟の過程で、補償金の額が1台あたり平均約480円だったことがわかっている。
メーカー側としては負担なので、JEITAは反対するだろう。とはいえ、ユーザーから見ると買い控えるほどの額ではない。仮に「本当にアーティストに還元されるなら」、この程度の金額なら許容することも考えて良いくらいだ。
だが実際には、以下の図のように団体を通じて分配される構造になっている。そのため、クリエイターへの直接配分はごく少額になってしまう。
私的録音録画補償金制度が最も使われていた時期には、年間40億円の支払いがあったという。いま制度を再導入し、最大限集まったとしても、その数分の1に満たない可能性がある。クリエイターへの配分はさらに小さくなる。
TVerを始めとする映像配信が普及し、テレビ番組を見るだけなら、録画に頼る割合は減っている。
違法コピーにしても、カジュアルに見られる映像配信の増加によって減っているのが実情だ。もちろん映像配信や音楽配信は「私的録音でも録画でもない」ので、この制度の対象にはならない。
不自由なコピー制御があって、さらに補償金が増えて値段が上がるとなれば、「録画なんてもういいや」という人も出てきかねない。
さらに、その配分がクリエイターに直接渡るわけでもない……となれば、この制度はどこへ向かっているのか、一体誰のための制度なのか? 疑問を感じざるを得ない。
また、政令指定変更がこのまま進むなら、今後さらに拡大解釈され、「普通のハードディスク」や「普通のPCやスマートフォン」に影響する可能性もある。
本当に必要ならば、せめてちゃんと国民を巻き込んで議論すべきだ。仮に導入するとしても、配分方法を含め、より今の時代にあった仕組みを考えられるはずだ。
そのためにも、今回のパブリックコメントには、賛成・反対それぞれの立場でちゃんと答える必要があると筆者は考えている。
なお、パブリックコメントは以下のURLから記入できる。受付締切は2022年9月21日23時59分となっている。
「著作権法施行令の一部を改正する政令案」に関する意見募集の実施について テレビ見てないからリアクションに困る
今見てる人も見なくなるかもなってくらい コピープロテクトを外してテレビとHDDの紐付け無くすなら良いけどさぁ
不便なまま更にお金取りますじゃ納得しねえだろ そのパブリックコメントとって検討する人たちの給与を還元するほうが多いぐらいじゃないか
今使わないだろう 令和になってもまだこんなカビ臭い制度にあやかろうってのいいね そんなんやったら益々サブスク動画に人流れてテレビ見なくなるだけだぞ
アホなの? なぜか絶賛のパブリックコメントばかりで反対意見は全く公開されず通るんだろ 「死ね」以外のコメントって必要あるのか?
もういい加減、市民が何かしたら税金とる
とか言って、それを資本家に所得移転してる
クズ政府はこの地球のどこでも殺して
殺して殺しつくしたうえで
「俺らはいちいちああしたら税金を取る
こうしたら税金を取る、などと指図されるのを
好まない。
今や各地に存在するクソ政府なるもんは
俺らから税金ボッて身内や縁故に配ること
しかしない。
そういう政商にリソースを移転するために俺
らから泥棒をしようというたくらみで
打ち立てられたのが現行の政府機構であることが
わかった。
このトレンドを完全に抹殺する必要がある。
徴税権を有る一定の範囲内に限定し、
それ以外で、市民の行動にゼニをせびろうと
したらそういう政府をすみやかに葬る。
そういう社会契約を結び直そう」
みたいな動きはもっと出て来るべき。
現行の政府機構は明らかに俺らの敵。 > 補償金の額が1台あたり平均約480円
大した額ではないぞ これを認めたらなし崩し的にHDDやPCまで対象になるので反対
(なおなぜか既定路線で通る模様) 企業が潰れようが国が滅びようが天下り団体だけは絶対に最後まで守護るという強い意志を感じる 購入時に80億円分の地域振興券付けてくれるなら賛成 a.ma.ku.da.riを
o.mo.te.na.shi なんでメディア芸術祭辞めるんだ?
自民党から圧力でもあったのか?? 国民から金ぶんどる事しか考えてませんね。まるでブンドル団ですね。
ブンドル!ブンドル! ムーブが最近おかしいな
宮内庁所管の宝物も文化庁に行くんだろ? どうせダウンロード違法化の時みたいにノイジーマイノリティ扱いする癖に 低料金で聴き放題・観放題のネット配信サービスなんて
日本の銭ゲバ企業&役人&政治家じゃ絶対に実現できなかっただろうな レコーダー全く売れなくなるだろうけど今となってはどうでもいいよな 長官がJがイキってた頃の理事会長なんだからこの動きはなんとなくわかる パブリックコメントで意見もらって撤回した事例なんかあるの?
首都高値上げとか、車検ステッカーを運転席側に貼り付けとか、反対意見が大量にあったのに何事もなく進めてるじゃねーか。 もう円盤メディア使ってないわ
世間もストリーミング中心で需要無いだろ
小さな界隈で好きにやってろよ ほっといても消えてく業界なのにいやがらせ?
オワコンを加速させたいのか? 世界中でもここまで利権丸出しなのは見たこと無いな
海外なんてテレビ録画なんかプロテクトかかってないだろ まあ、これで終わるのは著作権者であるテレビ局なんだけどね >>17
イーロン・マスク周りの人間が実際そういうことを煽ってるよね
でもどのみち庶民には還元されない BDとかただでさえオワコンなのに
こいつら自殺しかしないな HDD にも SSDにも課金しろ
甘い甘すぎる すべての記憶媒体に一律で課金しよう パブコメって同じ意見出すよな?
キー局が揃って賛同いたしますとかキモイ >>51
死ぬのは家電メーカーだから痛くも痒くもないだろ むかしはアホみたいに録画志摩区ってたけど
いまはほとんど配信サイトだな
TVerは2分のCMが入るから使いにくい 一回2分て長すぎだろ >>56
日本の家電メーカーいじめて何になるんだろ テレビにハードディスクつなぐ時代に
Blu-rayレコーダーって ディスクは取られてるんだから
レコーダーからも取るなら
CPRM外せよ もう円盤に記録してるやつなんて居ないだろ、、、、、 今さら課金したところで録画コンテンツが終わってるからな コピー制限されてるもんにまで何故補償金がいるんだ?
頭にウジでもわいてんのかよ 昔はアホみたいに番組録画して編集しまくってたなぁ
レコーダー数台あったけどこの前全部整理した
ネットの方が圧倒的に楽なんだわ 中の人だったから言っとくけど
パブリックコメントって意味ゼロだぞー
PB取るときはすでに完成してるのさ
ちょっと目を通すにしても面白半分で眺めて
(フーン笑)
以上です
レスポンスする義務ないもん
皆様方の反応は予想の範疇だし
そりゃまあ、予想外の国民的ムーブメントにでもなりゃ話はちがうけど 私的録音録画補償金制度によって
実際にどんなコンテンツがBDに録画されているかといえば
コピワンでのテレビ録画程度のもので
それって既に制限された私的録画でしかなく
編集すらできないヤツ
つか今時、BDで録画する奴なんていねぇし
BDは再生機能だけしか使ってないだろ>>1 それにすでにブルーレイディスクそのものには
私的録音録画補償金がかけられているから>>1は二重取り
二重取りすんなボケとしかいえない パブコメをまともに参考にしてる案件見たことねえや
ただのガス抜きだろ >>75
ガソリンみたいだよな
正直もうレコーダーも円盤も買う事ないから自滅しろとしか思えん 私的録画補償金管理協会(SARVH)とやらが解散して天下り先が減ったから
新たにそういう団体作りたいってのが官僚どもの本音だろ パーフェクト安牌キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! >>3
> だが実際には、以下の図のように団体を通じて分配される構造になっている。そのため、クリエイターへの直接配分はごく少額になってしまう。
https://assets.media-platform.com/bi/dist/images/2022/08/24/07-w1280.jpg
はい
いつものジャップです 別にいいんじゃね
テレビを録画してまで見たい奴なんて
もう絶滅危惧種だろ >>84
テンプレートみたいな構図で笑えてくるなw そりゃ管理団体(天下り先)作る話だから、権利保証とかオマケだもん。
とはいえ、安倍以降こう言う話は建前すら言わずに隠さなくなったよな、「何が悪いの?」って居直ってるもん。
トップが居直るのに、下が居直って何が悪い!?と言わんばかりや。 もう使ってないし2度と買うこともないからガンガン課金しちゃって下さい 今時そんなもん使ってるのはじいちゃんばあちゃんくらいだろ… 定額のストリーミングで膨大な映画・ドラマ・アニメ見放題、音楽聞き放題で
消費者は飽和したコンテンツから何を選ぶべきかもわからないという時代に何を言っているんだろう テレビ番組録画してまで見たいってアニオタネトウヨくらいなもんだろ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています