フン人は、確証されてはいないものの、匈奴(北匈奴)との同族説が有力である。
フン族は4世紀後半に南ロシアのステップ地帯を西進し、黒海北岸に定住していた東ゴート人を服従させた(375)。西ゴート人はこれを逃れ、大挙ドナウ川を渡ってローマ領内に侵入し保護を求めた。この事件を契機に、以後2世紀間に及ぶゲルマン人の大移動が始まるのである。

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