知床沖で観光船が沈没した事故で、国の運輸安全委員会がこれまでの調査の過程で明らかになった新たな情報を10日午後、公開しました。

運輸安全委員会が公表した調査結果によりますと、沈没した小型観光船「KAZU I」にはGPSを利用して船の位置を特定する「GPSプロッター」という機材が積まれていましたが、その機材を調査したところ沿岸部付近の岩礁など障害物の一部が表示されませんでした。また、「KAZU I」が過去に運航した7回の航海の航跡について、いずれもその一部が陸上を通過するなど、海岸線の表示が実際と異なっていました。

https://www.htb.co.jp/news/archives_16970.html