昔はフジテレビが放送してたんだぜ

ストーリー
子供達の集まる教室に、それまでの教師の代わりに新任の若い女教師がやって来る。時刻はちょうど9時だった。最初は新しい教師に不信と反感を抱いていた子供たちも、歌やゲームを通じて次第に女教師と打ち解けていく。

「国旗への忠誠の誓い」を巡る一連のやり取りの中で、女教師は子供たちが誰ひとりとして「忠誠」という言葉の意味を理解していないことを指摘する。さらに女教師は、愛国心に国旗は不要であることを子供たちに教え、国旗をはさみで切り刻んで子供たちに配る。さらには旗竿だけとなった国旗を、子供たちに学校の窓から投げ捨てさせた。

自分の父親が連れ去られたことで新任の教師に反感を抱いていたジョニーが不満をぶちまけると、女教師は「ジョニーの父親は『間違った考え』を抱いていたために大人のための学校へ行っているのだ」と教え諭す。「間違った考え」を直すことは良いことだ、という女教師の意見に反論できず、ジョニーは釈然としないながらも引き下がる。

次に女教師は「キャンディーが欲しい」と神様の代わりに自分たちの指導者に祈るように、と子供たちに試させる。ジョニーはみんなが目を閉じている隙に女教師がキャンディーを配ったことに気付き、彼女を難詰するが、女教師は逆にジョニーの機智を褒め称え、キャンディーをくれるのは神ではない誰かであり、神に祈っても結局は無意味であることを子供たちに教える。

この頃には、子供たちの間に女教師と彼女の言うことを受け入れる雰囲気が広まっており、最後まで抗っていたジョニーも、女教師の言葉はどれも真実であると考え、彼女の言うことを聞いてよく勉強し、「間違った考え」を抱かないようになろうと決める。

自分の教えた思想を子供たちがほぼ受け入れたことに満足した女教師が時計を見ると、時刻は9時23分であった。
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