絶滅したネアンデルタール人を生き返らせる「衝撃の計画」とは?

TVやネットで動物の絶滅に関するニュースを目にすると、「守ってあげたい」と本能的に感じる人は多いだろう。
実際、自然保護の現場では、動物の絶滅を防ごうとさまざまな取り組みが行われている。
しかし、絶滅種を人間の技術で蘇らせたり、絶滅しそうな動物を保護して繁殖させたりするのは、本当に「正しい」行為なのだろうか? 
そんな問いに正面から切り込んだのが、米国のジャーナリスト、M・R・オコナー氏の著書『絶滅できない動物たち』だ。

抜群にぶっ飛んでいる「脱絶滅の可能性」
 あらゆる脱絶滅の可能性のうち、抜群にぶっ飛んでいて、魅力的で、ひときわ象徴的でもあるのは、
わたしたち人間のいちばん近い親戚であるネアンデルタール人をいつの日か蘇らせることでないだろうか。

 ネアンデルタール人を復活させる技術は、リョコウバトを復活させる技術とほぼ同じだ。
最もネアンデルタール人に近いもの(現生人類)の物理的なゲノムからまず始めて、ネアンデルタール人のゲノムを操作して復活させる。
ネアンデルタール人は遺伝学者が最初に研究対象とした絶滅種のひとつだった。

https://diamond.jp/articles/-/308014