(ブルームバーグ): 中国気象局は記録的な干ばつに見舞われている四川省で人工降雨の取り組みに着手した。国営中央テレビ()によると、同省の北部と南東部で25日午前に大型2機が飛行を開始した。

両機は29日まで最終的に6000平方キロメートルを対象にヨウ化銀などを雨雲に散布し、人工的に降水量を増やす作業を続ける。

四川省と重慶市は工場や一般向け電力供給を抑制するため、計画停電を実施。干ばつで水力発電の能力が大きく低下する一方、猛暑でエアコンなどの電力需要は増えていた。

四川省の省都、成都では26日に気温が31度に下がると予想されている。25日夜には同省の一部で豪雨となり、CCTVによれば、約3万人が緊急避難した。

原題:(抜粋)

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