1979 年に採択された「図書館の自由に関する宣言」改定版にも
「図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない。」とあるから
公立図書館の場合は、システム化の話はあるにせよ、かなりグレー。

さらに 1995 年といえば地下鉄サリン事件の捜査で警視庁が無差別に
国会図書館の利用申込書 (53 万人分) 、資料請求票 (75 万件) を捜索
差押許可状に基づいて押収した事件が 4 月にあった年。

「いまさら変えられないという話になった」事案だとは思うけれど、
(令状があるので宣言には抵触しないとはいえ)無差別押収があった
年だっただけに図書館の人が当時ピリピリしたのもうなずける話。