「安全なくして生産なし」の看板から始まるニュースをウェブでみたけれど、
直径 18m くらいの円柱タンクの底が腐食して漏れてしまったのか。底に
穴があいたものだから、全部漏れてしまい流出防止の防酸堤の想定容量を
超えて、どんどん流れてしまったパターンだろうな。

底の腐食なんて、おそらくしばらく前から明らかな兆候が見えていたはず。
検査も出来ず、当然補修も出来ずというパターンだろう。外注化されて
いたから報告が上がりにくくなっていたとかもありそう。

日本の工場の多くは周辺部門や間接部門を外注化し、そこで実際に働いて
いるひとは派遣だったりすることが、この 20 年くらいで一気に多くなった。
そこで失われたものは多いはず。この事件もその辺りの背景がありそう。