甲州市は市議会事務局の局長で59歳の男性職員が、別の職員に対して不適切なメールを送るパワー・ハラスメントや、しつこく食事に誘う行為を繰り返していたとして31日付けで懲戒免職処分としました。

懲戒免職処分を受けたのは、甲州市議会事務局の局長だった59歳の男性職員です。
31日、会見を開いた甲州市によりますと、この局長は、ことし6月中旬ごろから、後輩の職員1人に対して「馬鹿っ小僧」と入力したメールを送ったり口頭できつくしかったりしたほか、しつこく食事に誘うなどの行為を繰り返していたということです。

今月12日に被害を受けた職員から、市のハラスメント相談窓口に相談が寄せられたことで発覚し、調査の結果、パワー・ハラスメントとセクシュアル・ハラスメントが確認されたことから市は31日付けで局長を懲戒免職処分としました。

局長は「きつくしかったことはある。食事に誘ったこともあるがセクハラという認識ではなかった」などと話しているということです。
今回の処分にともない鈴木幹夫市長と副市長は給与を月額7%から10%自主的に減額することにしています。
鈴木市長は「このような事態は言語道断の極みで、市民の信頼を損なうことになり深くおわび申し上げる。再発防止策を徹底しハラスメントのない職場環境を整えてまいります」と陳謝しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20220831/1040017917.html