惑星探査機「ボイジャー2号」打ち上げから45年、今も続く探査ミッション

https://sorae.info/space/20220820-voyager2-45th.html

日本時間1977年8月20日23時29分、米国フロリダ州のケープカナベラル空軍基地(当時)第41発射施設から「タイタンIIIE」ロケットが打ち上げられました。

搭載されていたのは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の惑星探査機「ボイジャー2号」。

2022年8月20日は、12年に渡る木星・土星・天王星・海王星のフライバイ探査、通称「グランドツアー」に向けてボイジャー2号が旅立ってから45周年の節目です。

アポロ計画のもとで有人月面探査に向けた準備が着々と進められていた1960年代半ば。NASA・ジェット推進研究所(JPL)の研究者たちは、当時の木星以遠の惑星(冥王星も含む)が稀な配置になっていることに気が付きました。

木星の重力を利用して探査機の軌道を変更することで、土星〜冥王星へと効率的に探査機を送り込める時期が1970年代後半に訪れることがわかったのです。