生活保護を都内二つの自治体に申請し約800万円を不正に受給したとして、警視庁は1日、詐欺の疑いで東京都豊島区の60代の男を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。路上生活者らを支援するため申請に住民票の提出が必要ないことを悪用したとみて、警視庁が調べている。
 逮捕容疑は、豊島区に住んでいるのに北区にも生活保護を申請し、2016年以降、約800万円をだまし取った疑い。容疑を認めているという。
 捜査関係者によると、09年に両区に申請し、北区の調査時には届け出た住所で生活しているように装ったという。豊島区の調査で二重請求が発覚した。

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