https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220901/k10013798921000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220901/K10013798921_2209011821_0901191631_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220901/K10013798921_2209011821_0901191631_01_03.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220901/K10013798921_2209011821_0901191631_01_04.jpg

9月1日は防災の日です。東京 豊島区の中高一貫校では災害時の避難生活などで女性が抱える生理の悩みについて、男子生徒が学び、支えになってもらおうというセミナーが開かれました。

セミナーは、東京 豊島区にある男子校、本郷中学校・高校で開かれ、社会問題の研究を行う「社会部」の部員や近くの学校の生徒など30人余りが参加しました

はじめに講師を務めた都内の女性用下着メーカーの代表が、生理の仕組みを説明したほか、生徒一人一人に生理用品を配って使い方や廃棄の方法などを紹介しました。

このあとグループに分かれて、災害時に家族が生理になったらどう行動するか議論し、生徒は「寒さで生理痛がひどくなるケースもあると知ったので、毛布やカイロ、温かい紅茶などを準備してあげたい」などと意見を述べていました。

災害時の避難生活では突然、生理になったり避難が長期化したりした際に生理用品が足りず、女性が体だけで無く精神的にも負担を感じるケースが過去にも相次いでいます。

また、避難所に生理用品の備蓄が少なかったり、授乳のためのスペースが無かったりするなど、女性特有の悩みに対応した対策が十分でないところもあるのが実情です。

参加した生徒は「自分には妹がいるが、災害時にはなかなか生理のことを言いだせないのではないかと思う。きょう学んだことを参考に様子をよく見て気遣ってあげたい」と話していました。


女性に必要な防災用品リスト ホームページで公開

▽生理用ナプキン(昼用・夜用など)
▽デリケートゾーン用ウェットシート
▽生理用ショーツ
▽タンポン
▽パンティライナー
▽軽い尿漏れ対策のケア用品

さらに、災害時にあると便利なものとして、以下を挙げています。

▽メイク落としシート
▽口腔ケア用品
▽水を使わないシャンプー
▽アロマオイル
▽化粧水類(オールインワン美容液など)