丸森町特産「ころ柿」づくりの柿の実 変形被害が増加

丸森町で、特産品の「ころ柿」と呼ばれる干し柿を作る柿がいびつな形になる被害が増えていて、
生産者は、このままでは干し柿にできないと頭を悩ませています。

丸森町では、およそ100軒の農家が、柿の実を冷たい寒風にさらして作る「ころ柿」と呼ばれる干し柿を冬の特産品として生産しています。
「ころ柿」を生産している耕野地区の八島哲郎さんの果樹園では、6月上旬から柿の実が徐々に大きくなり始めましたが、
半分以上で形が丸くならず、いびつな形になっているということです。
干し柿は柿の皮をむいてから干して作りますが、変形した実は皮をむくのに手間がかかる上、
形も悪いので、売り物にするのは難しいということです。
八島さんは「原因はわかりませんが、変形の被害がひどく、これでは干し柿にできません。
去年も霜による被害があり、2年続けて大きな痛手です」と話していました。
丸森町によりますと、同じような被害は町内各地で確認されているということで、町は原因を調べて、
今後の対策に生かしたいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20220901/6000020775.html