ロシアの通信社は、中国の習近平国家主席が今月14日に中央アジアのカザフスタンを公式訪問すると伝えました。習主席が外国を訪問すれば、新型コロナウイルスの感染拡大以来初めてで、隣国ウズベキスタンで開催される上海協力機構の首脳会議にも出席してロシアのプーチン大統領と対面で会談する可能性もあります。
ロシアの通信社は5日、カザフスタン外務省の報道官が会見で、中国の習近平国家主席が今月14日にカザフスタンを公式訪問する予定だと明らかにしたことを伝えました。

この中で報道官は、「訪問中、習主席はトカエフ大統領と首脳会談を行うほか、さまざまな分野の協力に関する文書にも署名する予定だ」と述べたということです。

習主席は、おととし、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大して以降、外国への訪問を控えてきましたが、外国を訪問すれば、感染拡大以来初めてです。

カザフスタンの隣国ウズベキスタンでは、今月15日と16日に中国とロシアが主導する枠組み、上海協力機構の首脳会議が開かれる予定で、習主席はこの会議にも出席して、ロシアによるウクライナ侵攻後初めてとなるプーチン大統領との対面での会談を行う可能性もあります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220906/amp/k10013805051000.html