ピアニストのラルス・フォークトさん死去 がん闘病中も演奏活動
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 ドイツのピアニストで指揮者のラルス・フォークトさんが5日死去した。51歳だった。昨年から肝臓がんを患いながら、演奏活動を続けていた。

 90年、リーズ国際コンクールで2位入賞。明晰(めいせき)な解釈と叙情性あふれるタッチで、ベートーベンなどのドイツ古典を得意とした。ベルリン・フィルとの関係がとりわけ深く、04年には同楽団として初のピアニスト・イン・レジデンスに就任。最近は指揮者としても活動していた。98年からは独シュパヌンゲン音楽祭を主宰。20年、パリ室内管弦楽団の音楽監督に就任。同年、東京・有楽町で開催されたラ・フォル・ジュルネTOKYOにも出演した。来月来日し、新日本フィルハーモニー交響楽団などと共演する予定だった。

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