残念ながら、日本で合気道を極めたセガールは、その心得を出国と同時に置いていってしまったようだ。
アメリカでは女性へのレイプやセクハラ疑惑が相次ぎ、証券委員会からは巨額の罰金の踏み倒しを追求されるなど、不祥事が次々と発覚している。

ここ数年は、一部反米国やロシアとの癒着も目立つ。プーチンと接近しロシア国籍を取得したほか、ウクライナ侵攻に関しロシアを支持する発言すら行っている。
92年、『沈黙の戦艦』でテロリストから米海軍の戦艦を奪還しようと奮闘した銀幕のヒーローは、映画公開から30年を経て、ロシアの広告塔に成り下がってしまったようだ。

セガールは2018年、仮想通貨の取引所が立ち上げた新規仮想つう貨(トークン)について、自身が報酬を受け取っていることを明かさずに広告を行った疑いがもたれている。
日本でもたびたび問題になる「ステマ」行為だが、炎上だけでは済まなかった。

同トークンが証券とみなされたことでSECの監査対象となり、違法行為と認定されたためだ。
そもそも同トークンの立ち上げキャンペーンはかなりグレーなものであり、ネズミ講まがいとの批判も各メディアから寄せられていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/191a3c3449d92bd8df1f182e24219369b8023b67