政治ジャーナリストの田崎史郞氏が7日、TBS系「ひるおび!」に出演。27日に行われる安倍晋三元首相の国葬の費用が当初の2億5000万円との説明から、警備費、接遇費を合わせて総額約16億6000万円になると発表したことについて言及した。

 番組では、安倍元首相の国葬について審議する閉会中審査を8日に開催することで与野党で合意したことを紹介。政府は当初、国葬の費用について会場設営費などで約2億5000万円としていたものの、総額については国葬後に公表するとしていたが、6日に急きょ、警備費、接遇費も合わせて約16億6000万円かかると発表したことも取り上げた。

 田崎氏は、政府が当初、会場設営費以外の費用を公表しなかった理由として、警備費や接遇費が年間に組まれた予算の中から支出されるため、算出が難しいためと指摘。「政府は残りの部分を隠していたというよりも、見えなかった部分を一生懸命調べて出した。そしたら、またたたかれたという」と解説した。

 外国からの要人の接遇費についても、「車のグレードを下げたりしているんですよ。その方が泊まられるホテル代は皆さんで持って下さいねって。日本政府の負担にしていないんですよ。それぐらいケチケチでやっているんですよ」と、政府も費用削減の努力をしていると説明した。

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