アフターコロナで経済回復が始まる中、アメリカやイギリス、フランスなどでは「グレート・レジグネーション(大量離職)」と呼ばれる新しい社会現象が新たな経済の問題となり始めています。
コロナ禍で人生を見直した人が、人生観に見合わない安い給料で働くぐらいなら働かないという選択肢を選ぶ。「大量離職」と呼ばれるように、そのような人たちが爆発的に増加しているのです。
結果として求人が増えているにもかかわらず就業率はコロナ禍以前の水準には戻らず、恒常的な人手不足が企業を悩ませています。
日本も今、値上げラッシュで苦しんでいますが、実は欧米では今年に入って以降のインフレ率を見ると前年比8~9%増というように、日本の比ではない大幅なインフレが起きています。
その理由が、じつは求人難による人件費の急増です。
とにかく人が採れない。アメリカの場合は人件費が急上昇しています。

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