自民党が八日に公表した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側と党国会議員との接点の調査結果で、氏名が公表された議員に細野豪志衆院議員(静岡5区)は含まれなかった。細野氏が代表を務める政治団体の収支報告書によると、政治団体が、教団と関係が深いとされる「世界日報」の元社長の男性から二〇一三年に三万円の寄付を受けていた。

 自民党の調査では、旧統一教会や関連団体からの寄付を問う項目があった。関連団体の会合への祝電送付など、比較的関係が薄い議員の氏名は公表されなかったが、寄付は氏名公表の対象になっていた。

 細野氏の事務所は本紙の取材に「党本部に聞いてほしい」の一点張り。党本部は「各議員から報告があった個人や企業、団体名を政治資金収支報告書で確認して公表した」としている。

 本紙がこれまでに県内国会議員を対象にアンケートを行った際、細野氏は「関連団体からの献金は受けていない。個人の信仰する宗教は確認していない」と回答していた。