実際、平均は大体5点か6点。活躍しても7点がほとんど。
ところが、今までに2人だけ10点満点を獲得した選手がいる。1人は、スーパースターのロベルト・バッジョだが、みなさんはもう1人の選手をご存知だろうか?

その選手は、当時カリアリのゴールキーパーだったアレッシオ・スコルピ。よほどのサッカー通でも知っている人はいないであろう。
では、なぜそんな選手が10点満点を獲得したのか?それは、「試合の途中、人命救助」を行ったからである。

1998年12月1日の日刊スポーツによると、彼が10点を取ったのは、98~99シーズン。対「ウディネーゼ戦」。
試合中、カリアリのDFジャンルカ・グラッサドリアが相手選手と激しく交錯。倒れたグラッサドニアは起きあがらず呼吸が一時停止。するとスコルピは猛ダッシュし、彼に人工呼吸!そして見事グラッサドニアは蘇生!即病院に運ばれ一命を取り留めた。
スコルピはヒーローとなり、試合後はアウェー戦にもかかわらず、観客からはスコルピコール。採点理由の欄にはこう書かれていた。「命は地球よりも重い」