日本臓器移植ネットワークは11日、愛知県内の病院に低酸素性脳症で入院していた6歳未満の男児が9日午後2時5分、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。6歳未満の脳死の公表は23例目。家族が臓器提供を承諾した。

 心臓と腎臓は九州大病院で10歳未満の男児と10代の男性にそれぞれ移植。肝臓は国立成育医療研究センターで10歳未満の女児に移植される。他の臓器は適合者がいないか、医学的理由で移植を見送った。

 男児の家族は移植ネットを通じて「どなたかの体と共に生きていてくれることを願っています。願わくば親より生きてください」とのコメントを出した。

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