安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、奈良県警は13日までに、共同通信が情報公開請求した事件当日の警護計画書を開示した。ほぼ黒塗りで、安倍氏の警護について「抗議、妨害等の具体的な情勢はないが、突発的な不法事案に対する警戒を要する」と記載。国の検証では、過去の警護態勢を安易に踏襲したと指摘されていた。

 開示された警護計画書は、近鉄大和西大寺駅前の現場配置や遊説ルートを記した図を含む4枚。警護の基本方針や任務内容などは開示されなかった。県警は黒塗りの理由について、将来の犯罪捜査や「公共の安全と秩序の維持に支障があるため」と説明している。

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