台風14号のあとも警戒を 紀伊半島の南に「台風の卵」 
キーワードは「暖かい海水」
9/15(木) 21:16配信

気象庁の進路予想によると、台風14号は西日本を直撃するおそれがありますが、
専門家はその後も、さらなる台風が発生する可能性があると指摘します。

14日未明に発生した台風14号。
15日午後6時時点の予想では、18日午後には九州の西へ進み、
その後、山陰地方を直撃するとの進路予想となっています。
こうした中、国土交通省気象防災アドバイザーの近藤豊さんは、
さらなる台風発生の可能性を指摘します。

23日の予想資料を見てみると…

国土交通省気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「ちょうど渦を巻いているところがありまして、どうも台風の卵じゃないか、
台風になるんじゃないかと、23日午前9時現在、紀伊半島の南に予想しています」

なぜ頻繁に台風が発生するのか。
注目すべきは9月13日の日本付近の海水温の状態です。
近藤さんによると、台風のエネルギーは「暖かい海水」で、
海水温が25度以上のところに台風は生まれ、
27度だと、台風は衰えずに力を維持すると言います。

「そんな27度の線が日本付近を完全に覆って、九州の北のあたりまで覆っています」

そのうえ、この状態は今後しばらく続くといいます。

「10月3日の海水温の予想を見ても、どこが変わったの?
というくらい暖かい海水温域が南の方に広がっています」

近藤さんは、ラニーニャ現象に加え、地球温暖化もあって、
日本海に暖かい海水が溜まっている状態になっているのではと話します。

「台風ができやすい状態がずっと10月まで続きますので、
まだまだこの先台風14号が過ぎ去ったとしても、
台風ができやすい状態が続いているので警戒が必要だということです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7683e2877c56086869f123d777422ca273c005