ゴールドマンの消費者事業「マーカス」、連邦監督当局が調査-関係者

大手米銀ゴールドマン・サックス・グループのコンシューマーバンキング事業「マーカス」が、米連邦準備制度に基づく監督当局の新たな調査対象となっている。同行は6年前にマーカスを創業し、消費者事業に参入した。

  当局者らはゴールドマンのオンライン金融部門であるマーカスの調査を進めており、少なくとも数週間前から同行の幹部に質問や補足の問い合わせを行っている。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。このプロセスはまだ続いているという。

  今回の調査はゴールドマンに対する通常の監督を超えるもので、銀行業界全体を対象により頻繁に実施されている事業構造に関する調査とも明白に異なる。監督当局はマーカスに照準を合わせることで、一般消費者相手の取引経験が浅い同行内で急成長している比較的新しい部門の詳細を把握しようとしている格好だ。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-16/RIB1RUDWX2PS01