【亀山】亀山商工会議所青年部(板谷英治会長)は17日、三重県亀山市本丸町の市立亀山西小学校体育館をメイン会場に、市内外の小学生を対象に職場体験イベント「カメジョブキッズ」を開催した。 四年ぶりとなる同イベントは、平成28年度から、2年ごとに実施。令和2年度はコロナの影響で中止した。子どもたちがさまざまな職業体験をすることで、働くことの意味やお金の価値を知り、自身の将来について考えるきっかけづくりと、地域企業の魅力発信や商工業の活性化につなげるのが狙い。 参加した児童約180人は、メイン会場で受け付けを済ませた後、亀山署や市歴史博物館、畳店やレストラン、和菓子店など市内11職場体験の場所に移動し、仕事を体験。また、働いた対価としてメイン会場でゲームや駄菓子が購入できる給料をもらった。 同市中庄町の和菓子専門店「生甘堂」では、伊藤正博店主(49)の指導で、白あんとこしあんで「栗蒸しようかん」作りを体験した。小学6年生の太田楓彩さん(12)=同市川合町=は「栗の形にしたこしあんを、しろあんで包むのが難しかったが、楽しかった。出来栄えに満足している」と話していた。 板谷会長(40)は「キャリア教育の一環として、始めた「カメジョブキッズ』の体験を通じて、社会の仕組みなどを学び、将来へのきっかけになれば」と11会場を回っていた。 伊勢新聞
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