https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220819/2000065230.html

特産の梅干しで熱中症予防 和歌山県田辺市の消防本部

全国有数の梅の産地、和歌山県田辺市の消防本部は特産の梅干しを消防車両に常備し塩分の補給など、熱中症予防に取り組んでいます。

田辺市消防本部では毎年夏に、地元特産の南高梅を使った個包装の梅干しを11台の消防車両に常備しています。
消防本部によりますと、隊員たちは防火服などおよそ20キロの装備をつけて活動していて、熱中症対策が欠かせないということです。
梅干しは塩分やクエン酸が含まれることから、熱中症の予防に効果があるとされ、隊員たちは緊急の出動や建物の消火活動を想定した訓練を終えると、さっそく口にしていました。
梅干しを食べた隊員は、「汗をかいたあとに食べるのでおいしいです。訓練後に食べると疲労が回復する気がします」と話していました。
田辺市消防本部警防課の玉井淳一課長は、「火災現場は大量の発汗を伴います。失われた塩分を補うのに摂取しやすい梅干しは有効です」と話していました。