国葬ではなく“国葬儀”「やり方が詐欺、無責任」辛坊が憤慨
https://news.yahoo.co.jp/articles/314324c2e412af35fbf8fa36f61a13bd59428708
辛坊治郎が9月16日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。
安倍元首相の「国葬」の実施形態について「詐欺」 「無責任」と憤慨。本来の国葬のあり方について持論を述べた。

辛坊は「今回の安倍さんの『国葬』に関して、非常な違和感を持っている」と切り出し「私の持っている国葬のイメージは、
戦後に行われた唯一の天皇陛下以外の国葬で、吉田首相の国葬。この時に参列されたのは、当時の皇太子ご夫妻(現在の上皇上皇后両陛下)で、
天皇陛下(昭和天皇)は参列されてないが、今回のイギリスの国葬を見ていてもわかる通り、世界の国葬のイメージというのは、
元首が主催しなくとも参列をされて、社会的には休日になり、国民全員で喪に服すというのが基本的なあり方だと私は思う」と述べた。

続けて「総理大臣が国葬をすると決めたのなら国葬をすべきであって、現状において天皇陛下の参列がない、休日にもならない、
国民へ喪に服すことも求めない、費用は国が負担します…これって国葬じゃなくて“国が費用を負担する葬儀”じゃないのか?」と語った。

これに飯田浩司アナウンサーが「まさにそのロジックで、政府は『国葬』と言わないんです。正式には『国葬儀』と言うんです」と返すと、辛坊は
「それさ、詐欺じゃねぇか?」と憤った。今回、各国から「元首は一人も来ない」とし「当たり前の話で、当事国の元首が参加しないのに
海外に対して元首の出席を求められない」とも指摘した。

そのうえで「国葬にするんだったら、ちゃんと国葬やれよと。やれないんだったら、それが議論になるような不体裁なことをするなと。私は、
凶弾に倒れた人の葬儀をすることの賛否や、在任中の実績の議論などをすること自体が非常に不快。こういうことがきっかけになって、
亡くなった方の誹謗中傷をするきっかけになっている」と現状を分析。現政権について「あまりに無責任」と言い放った。