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 行方不明になっていた5歳男児を保護したとして、兵庫県警小野署はローソン小野浄谷町店(小野市浄谷町)アルバイトの大学生河合勇飛さん(22)に署長感謝状を贈った。店内を1人で歩き回り、「おなかすいた」などと話した男の子を保護して110番通報。同署の藤原資弘署長は「事件や事故に巻き込まれる前に保護してくれた。大変ありがたい」と感謝する。(杉山雅崇)


 行方不明事案は7月18日に発生。同日午後6時すぎ、「5歳の息子が自宅からいなくなった」と男児の両親から110番があり、同署員が捜索していた。

 河合さんは3年ほど前から同店でアルバイトをしている。行方不明事案があったこの日も午後5時すぎから店で勤務に入り、いつも通り接客や品出し作業に従事していた。

 午後8時すぎ、男の子が1人で来店した。最初は気に留めなかったが、男の子はパンやお菓子、アイスなどを手当たり次第にかごに入れていた。河合さんは不審に思い、子どもの行動を見守ることにした。

 男の子はしばらく店の中を回った。その後、レジ前の床にちょこんと座り、「おなかすいた」としゃべったことから、河合さんは110番。駆けつけた署員が男児を保護した。

 後日、男児と両親が来店し、感謝の言葉を伝えてくれたという。河合さんは「署長感謝状をもらうなんて初めて。人として当然のことをしたまでです」と謙虚に振り返っていた。

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