https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220911/k10013812941000.html

尖閣諸島国有化から10年 海上保安庁は専従体制で警備

沖縄県の尖閣諸島が国有化されてから11日で10年です。
中国当局の船が領海のすぐ外側の接続水域を航行するケースが常態化する中、海上保安庁は専従体制をつくり、警備にあたっています。

尖閣諸島は沖縄本島の西方、およそ410キロに位置する島々の総称で、日本政府は2012年9月11日に国有化しました。

海上保安庁によりますと、中国海警局の大型船は2012年は40隻だったのが2021年12月末時点で132隻と3倍以上に増えています。

こうした中、懸念されているのが中国当局の船の武装化で、海上保安庁はこれまでに機関砲を装備したとみられる複数の船を確認しているということです。

また、関係者によりますと、中国海軍の船を白く塗装し海警局の船に転用したとみられるケースもあったということです。