撮り鉄トラブル解消に撮影スポットを整備
「“SLやまぐち号”は昔から運行されているので、撮り鉄が沿線に殺到することは昨日今日に始まった話ではありません。以前から撮り鉄による違法の路上駐車は問題になっていましたし、立ち小便やゴミのポイ捨て、樹木の伐採といった苦情はありました」と話すのは、津和野町商工観光課の堀重樹課長だ。
津和野町は江戸時代から残る城下町の風情が人気で、それが観光客を呼び込んできた。城下町の面影が残る一方で、道路などの道幅は狭い。そのため、路上駐車は交通を阻害する大きな要因になってしまう。それは、地元住民の生活を脅かすものでもあった。
「それでも津和野町にとって“SLやまぐち号”は宝ともいえる観光資源ですから、町民も鉄道ファンへの理解はあるんです。路上駐車をなくす取り組みとして、町民から使っていない土地を借りて無料駐車場として開放しています」（同）
町が町民から借りて整備した駐車場には、約30台分のスペースが確保されている。そのほかにも、町は自治会を通じて公園の駐車場も無料開放した。来街者である撮り鉄に対して、行政がここまで力を尽くすのは町民の生活を守るためという大義名分もあるが、やはり撮り鉄も一人の観光客であるとの思いが強く、おもてなしをしたいという気持ちがあるからだろう。
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%92%AE%E3%82%8A%E9%89%84%E3%81%A8%E5%9C%B0%E5%85%83%E4%BD%8F%E6%B0%91%E3%81%AFwin-win%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%82%92%E7%AF%89%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%B3%B6%E6%A0%B9-%E6%B4%A5%E5%92%8C%E9%87%8E%E7%94%BA%E3%81%8C%E8%A9%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E5%85%B1%E5%AD%98%E7%AD%96/ar-AA11v3FQ
