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世界日報「マイノリティの人権を守るはずのLGBT活動家が宗教的マイノリティである統一教会の反同性婚という教義を差別している」 [377482965]
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2022/09/24(土) 22:39:21.36ID:Iy142iyg0?2BP(2223)

「差別」レッテル貼りで萎縮狙う

国連サミットが17の目標で構成する「持続可能な開発目標」(SDGs)を採択したのは2015年9月だった。全ての加盟国はその時、地球上の「誰一人取り残さない」と、一人ひとりの人権を守ることを誓った。以降、日本でもあらゆる分野で「ダイバーシティ」「インクルーシブ」(包摂的)という外来語が多用され、多様性を大切にし少数者を排除しない社会を実現しようと言われるようになっている。

あれから丸7年。私たちが目の当たりにしているのは、少数者の人権を大切にする社会実現という目標に逆行する状況ではないか。一つは、宗教的少数者の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)信者に対する差別のことだ。反家庭連合活動を続ける弁護士たちは「あれは宗教ではなくカルト」だから差別ではないという。

だが、人の心の痛みが分かり少数者の人権を重視する人はそんな言説を弄(ろう)することはしない。特定の宗教団体を「カルト」と決め付けることは、その宗教を信じる人の内心を傷つける。それは人格を否定する行為でもある。メディアもいわゆる「霊感商法」の被害者救済にばかり目を向け、現役信者の人権尊重とのバランスを著しく欠いている。

イタリアの宗教社会学者マッシモ・イントロヴィニエ氏は本紙の連載で、カルトとは「強力な圧力団体が嫌うグループを差別するために用いるレッテルにすぎない」としている。つまり、ある目的を持って意図的に使われている言葉がカルトというわけだ。当然、「ダイバーシティ」「インクルーシブ」の理念にも合致しない。
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2022/09/24(土) 22:39:25.66ID:Iy142iyg0?2BP(2223)

一方、「少数者の権利」を掲げた差別も出ている。月刊「Hanada」に連載コラム「偽善者に騙されるな」を持つイスラム思想研究者、飯山陽(あかり)はその10月号に載った論考「同性婚を推進する偽善者たち」で、次のような自身の体験を紹介している。

今年6月、大阪地方裁判所が「同性婚を認めないのは合憲」とする判決を下した。それを受け、自身が同性婚推進論者に異論を呈するツイートをすると、即座に「差別主義者の飯山さん、同性愛者への差別は犯罪です。恥を知りなさい」と書き込んできたアカウントがあった。そのアカウントはさらに「あなたは、差別者に間違いなし。差別は犯罪。差別は醜(みにく)い」と続けたという。

だから、飯山は書いている。「『誰もが生きやすい社会』のためにと同性婚を推進する人ほど、異なる意見を持つ人を排除するという典型例である」「異論を唱える他者に対し、一方的に『差別主義者』『犯罪者』のレッテルを貼る」。その狙いは、反対者を萎縮させて口封じを行い、社会からの抹殺を図ることにあるという。

ここで飯山の体験を紹介したのは、これが特異な例ではないからだ。筆者はLGBT(性的少数者)問題を取材する中で、同性婚やパートナーシップ制度に対する反対意見を表明しただけで、卑劣なバッシングに遭った人たちに何人も会ってきた。それらの制度を支持する人たち全てではないが、選択肢を増やして多様性を認める社会を実現しようと言いながら、インターネット交流サイト(SNS)を武器に異論を封じ込めようとする勢力が存在するのは事実である。

性的少数者であることを理由に、差別したり社会から排除したりしてはいけない。一方、同性婚やパートナーシップ制度の是非を論じることは政策論議だ。賛成・反対それぞれの立場の人間が自由に意見を表明する権利がある。それを保障することは言論の自由と民主主義の大前提である。ましてや、裁判所が「合憲」とする同性婚否定に賛同する意見を述べる人間さえも排除しようとするのは民主主義を否定し、全体主義につながる危険な兆候だ。

筆者は性的少数者に対する差別に反対する。同時に、同性婚に反対し、現在の一夫一婦の婚姻制度を堅持すべきだと考えている。これに対して、「同性婚を認めないのは差別」「人権侵害」と主張する人々がいるが、大阪地裁はその主張を認めず、異性カップルと同性カップルの間に「差異」を認めることは憲法14条の定めた「法の下の平等」の許容範囲内だとした。

誰にでも結婚相手を選ぶ権利があるといって、全ての人が希望する結婚を認めたらどうなるか。同性婚だけでなく一夫多妻、一妻多夫、近親婚もいいではないかという主張が現れ、最後には飯山が指摘するように「そもそも婚姻制度自体が婚姻したくない人間にとっては差別だ!」となって、婚姻制度廃止にまでいってしまうだろう。結局、結婚と家族の破壊になるのである。

筆者は、家庭連合バッシングを続ける勢力と、同性婚に反対する人々を排除しようとする勢力には共通点があると思っている。自分たちこそが正しく、それに反対するものは「悪」だと考える傲慢(ごうまん)さだ。家庭連合に「カルト」、同性婚反対論者に「差別主義者」のレッテル貼りを行う人々に独善性を感じるのだ。

(森田 清策)
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