「SDGs意識していますか」 北九州ロックフェス、会場で取り組み

「北九州ロックフェスティバル2022 with SDGs spirits」が24日、ミクニワールドスタジアム北九州(北九州市小倉北区)で開かれ、13組の豪華アーティストによるパフォーマンスで盛り上がった。「ロックとSDGs(持続可能な開発目標)の融合」をコンセプトに、再生可能エネルギーの活用や食品ロス削減などの取り組みも見られた。

ステージでは、市出身ロックバンド、175R(イナゴライダー)のボーカルのSHOGOさんが「SDGs意識していますか」などと投げかけると、会場からは歓声代わりに拍手が湧き起こった。

「フェスの新しいモデルを作る」という発起人で歌手の泉谷しげるさんの理念通り、会場4カ所にはSDGsを意識したブースを設置。
集めた使用済みペットボトルを小倉織の材料に転用するほか、太陽光でためた電力を使用したスマートフォンなどの充電コーナーもあった。このほか、NPO法人「フードバンク北九州ライフアゲイン」による食料品の寄贈もあった。

長崎市の大学生、加藤悠祐さん(21)は「フェスで蓄電した電力を活用する発想は新しい。SDGsを考えるきっかけにもなった」と話した【林大樹】

https://mainichi.jp/articles/20220924/k00/00m/040/284000c