麻薬成分含む「茶」販売で有罪 京都地裁
2022/09/26

 幻覚効果のある麻薬成分ジメチルトリプタミン(DMT)を含む植物アカシアコンフサ(和名ソウシジュ)の粉末を「茶」として販売したとして麻薬取締法違反罪に問われた藤田拓朗被告(36)に、京都地裁は26日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。被告は農業を営み、青井硝子の筆名で雑草に関する著作もある。

 安永武央裁判長は「植物から麻薬を製造、使用し長年にわたり多数人に販売した悪質な犯行」と述べた。無罪を主張していた被告側は控訴する方針。

 判決によると、被告は2019年7月、ソウシジュの粉末を販売し客が煮出してDMT入りの茶を飲むのをほう助した。

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