陸上自衛隊那覇駐屯地の第15後方支援隊は所属する隊員がおととし鹿児島県で行われた新人隊員の慰労会に参加した際、ほかの7人の隊員に熱したトングを当ててやけどを負わせたなどして、懲戒処分を行いました。

懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊那覇駐屯地の第15後方支援隊に所属する20代の男性の陸士です。

那覇駐屯地によりますと、陸士はおととし6月、鹿児島県霧島市にある国分駐屯地で新人隊員の慰労会に参加した際、ほかの7人の新人隊員に熱したトングを当てる暴行を加えました。

このうち1人が全治3週間のやけどを6人が全治2日から3日のやけどを負いました。

陸士は「悪ふざけのつもりでやりました」と話しているということで、陸上自衛隊は26日付けで停職5か月の懲戒処分にし、陸士は依願退職する意向だということです。

陸士とは別に、九州の部隊に所属し、教官を務めた2等陸尉もこのバーベキューに参加し、未成年の飲酒を黙認したうえ、陸士によるやけどの事実を上司に報告していなかったとして減給1か月の懲戒処分となりました。

第15後方支援隊の隊長の伊高堅1等陸佐は「国民の皆様の信頼を失墜することになり、誠に遺憾に思う。再発防止に万全を尽くし、信頼回復に努める」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220926/5090020217.html